九州の中から移る|近いからこその迷いと、決め方

同じ九州から福岡県苅田町へ移る人には、遠方から来る人とは違う迷いがあります。順に開いていきます。
近いからこそ決まらない
遠ければ「移る」と腹をくくれます。ところが近いと、通えるのではないか、という考えが残ります。
この宙ぶらりんが、いちばん時間を食います。
迷いその一 通えるのではないか
地図で見れば行けそうに思えます。ただし、毎日となると話が変わります。
片道の負担は、往復で二倍になり、それが週に何日も続きます。
交替勤務だと余計に重い
働く時間が動くと、通う時間も動きます。朝が早い週と、夜に帰る週では、道の混み方も違います。
試してから決める
入る前に、一度その時間に走ってみるのがいちばん確かです。地図の数字ではなく、自分の体で測ってください。
迷いその二 地元を出るほどなのか
県をまたぐだけなのに、大げさに感じる人がいます。ですが、住む場所が変われば生活は変わります。
小さい移動だと思って準備を省くと、着いてから困ります。
迷いその三 まわりの目
近いぶん、知り合いに会う機会も残ります。説明を求められる場面が、遠方へ行く人より多くなります。
理由を一つ用意しておくと、そのたびに消耗せずに済みます。
迷いその四 いつでも戻れる
これは利点でもあり、弱点でもあります。つらいときに、すぐ帰れてしまいます。
戻る条件を先に決めておくと、勢いで辞めずに済みます。
近いことの利点その一 帰りやすい
家の用事で帰るとき、負担が小さくて済みます。家族に何かあったときに動けるのは大きいです。
近いことの利点その二 気候が近い
同じ九州なら、季節の感じ方が大きくは変わりません。支度が少なくて済みます。
ただし、海が近い土地なので、風の当たり方は違います。
近いことの利点その三 言葉と食べ物
話し方も味付けも、遠くから来るより近いです。慣れるまでの疲れが小さくなります。
近いことの利点その四 下見に行ける
移る前に一度見に行くことが現実的です。遠方から来る人には難しい選択が取れます。
寮に入るか、通うか
近いと、通うほうを選びたくなります。ですが、通う費用と時間は毎日出ていきます。
住まいが用意される形なら、そのぶんを比べてから決めてください。
両方の家を持たない
いまの家を残したまま移ると、費用が二重になります。どちらを軸にするかを、先に決めてください。
住民票をどうするか
移すかどうかで、届く郵便も税の扱いも変わります。迷うなら、役場の窓口で自分の事情を話してください。
家族をどうするか
近いと、家族を残す形も取りやすくなります。その代わり、二重の生活になります。
期間を決めて、途中で見直す形にしておくと無理が出ません。
戻る前提で働く
数年働いて地元へ戻る、という形もあります。それを最初から言っておくほうが、話が通りやすくなります。
経験は持ち帰れる
働いて身につけたことは、戻ってからも残ります。近いからこそ、行って戻るという選び方ができます。
決め方その一 数字を並べる
通う場合と住む場合で、月に出ていく額を書き出します。感覚ではなく、紙で比べてください。
決め方その二 時間を並べる
通う時間は、そのまま自分の時間から引かれます。年で見ると、かなりの量になります。
決め方その三 期限を切る
まず通ってみて、続かなければ移る。この形なら、決めきれなくても動き出せます。
迷ったまま応募してよい
通うか住むかは、話を聞いてから決めても間に合います。決めてからでないと動けない、ということはありません。
近い人が有利な場面
面接の日程も、入社の日も、動きやすくなります。急な話にも合わせられるのは強みです。
本州から渡ってくる人
関西から移ってくる人は、行き来しやすい距離ゆえに決めきれないことがあります。近さは利点にも、迷いの理由にもなります。
まとめ
近いことは、利点でもあり迷いのもとでもあります。数字と時間を紙に並べ、期限を切って動く。それがいちばん早く抜け出せます。
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