一度落ちた会社に再応募できる?期間の目安と伝え方

前に応募して不採用だった。同じ会社の求人がまた出ている。応募していいものか——という相談は実際にあります。結論から言えば、応募できます。ただ、いくつか押さえておくと通りやすくなります。
再応募を断っている求人は多くない
「一度不採用になった方の再応募はお断り」と明記している求人もありますが、製造業の大量募集ではそうした運用は多くありません。理由は単純で、採用する人数が多く、募集のたびに状況が変わるからです。
まず求人票を読み、再応募についての記載があるかを確認してください。書かれていなければ、応募して構いません。
不採用の理由は、たいてい本人の欠点ではない
| よくある理由 | 次に変わりうるか |
|---|---|
| すでに定員が埋まっていた | 変わる。募集が出ていれば枠がある |
| 入社できる時期が合わなかった | 変わる。今なら合う可能性がある |
| 希望した工程に空きがなかった | 変わる。配置は時期で動く |
| 体調や条件の面で相談が必要だった | 状況が変わっていれば変わる |
つまり「あなたが駄目だった」ではなく「そのときの条件が合わなかった」ことのほうが多いということです。募集がまた出ているなら、状況は前と違います。
どのくらい間を空けるか
- 数週間以内:状況がほぼ変わっていないため、通りにくい
- 3ヶ月ほど:募集の区切りが変わっていることが多い。ひとつの目安
- 半年以上:前回の記録が影響しにくくなる
- 自分の状況が変わったとき:期間より、こちらのほうが重要
最後の項目がいちばん効きます。前回とまったく同じ状態で出しても、結果は変わりにくいからです。
前回から何が変わったかを言えるようにする
再応募で伝える価値があるのは、次のような変化です。
- 入社できる時期が早くなった(退職が済んだ、など)
- 住まいの条件が変わり、寮に入れるようになった
- 体調が整った、通院の見通しが立った
- 資格を取った、関連する経験を積んだ
- 希望する工程の幅を広げられるようになった
ひとつでもあれば、それが再応募の理由になります。変化が無い場合でも応募はできますが、あるほうが話が進みます。
隠さないほうがよい
「前に応募したことは言わないほうがいいのでは」と考える方がいますが、逆です。応募の記録は残っているのが普通なので、隠すと不自然になります。
伝え方は短くて構いません。
「◯月に一度ご応募させていただきました。その際は縁がありませんでしたが、いまは◯◯の状況が変わり、あらためて応募したいと考えました」
これで十分です。前回の結果に不満を述べる形にしないことだけ気をつけてください。
理由を聞いてもよいのか
不採用の理由は、開示されないのが一般的です。聞いても具体的な回答は得られないことがほとんどなので、そこに時間を使う必要はありません。
それよりも、今回の応募で確認しておきたいことを準備するほうが実になります。入社できる時期、希望する工程、体調面で相談したいこと。この3つを整理しておけば、話が早く進みます。
別の職種で出し直すという手
同じ会社でも、募集している職種が複数あるなら、前回と違う職種で応募する選択があります。
- 前回の希望した工程に空きが無かっただけ、という場合がある
- 職種を広げて伝えると、配置の候補が増える
- 「どの職種でも構いません」と言えると、話が進みやすい
こだわりがある場合は伝えて構いませんが、入り口を狭めると、そのぶん枠も狭くなります。まず入って、慣れてから相談するという順番も現実的です。
前回が「連絡が来ないまま」だった場合
不採用の通知すら来ないまま終わった、ということもあります。その場合、応募そのものが届いていなかった可能性があります。
- 入力した連絡先に誤りがなかったか
- 迷惑メールに振り分けられていなかったか
- 知らない番号からの着信を拒否していなかったか
不採用だったとは限りません。心当たりがあれば、そのまま同じ求人に出し直して構いません。今度は着信を受けられる状態にしておいてください。
不採用だった場合と、満了で辞めた場合は違う
同じ「もう一度応募する」でも、前回どう終わったかで扱いが変わります。
| 前回 | 今回の扱い |
|---|---|
| 選考で不採用になった | 再応募。前回の記録はほぼ残っていない |
| 働いて、満了で辞めた | 勤務の記録が残っている。扱いが変わる |
| 働いて、途中で辞めた | 同上。辞め方によって扱いが変わる |
いちど働いて満了で辞めたときは、再入社という扱いになります。前回の出勤の状況や辞め方がそのまま材料になります。間を空ける期間の決まりがあることもあるので、問い合わせのときに「以前働いていた」と先に伝えてください。
ほかの求人も並行して見る
同じ会社にこだわる必要はありません。同じエリアで似た条件の求人はあります。再応募と並行して他も見ておくと、選べる状態で判断できます。
比べるときは、時給ではなく住居費を引いたあとに残る金額で並べてください。寮費が無料かどうかで、同じ時給でも月に数万円の差が出ます。
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