年金と雇用保険の番号|前の職場から引き継ぐものが分からないとき

入社の書類を前にして、番号の欄で手が止まる人がいます。珍しいことではありません。どこを探せばよいかを順に並べます。
聞かれる番号は一つではない
働き始めるときに関わる番号は、いくつかに分かれています。全部が同じ紙に載っているわけではありません。
その一 個人番号
いわゆるマイナンバーです。通知の紙かカードに載っています。税と社会保険の手続きで使われます。
その二 基礎年金番号
公的年金を受けるときに、その人を指す番号です。年金の記録がこの番号にひもづきます。
その三 雇用保険の被保険者番号
前に雇われて働いたことがあれば、すでに持っています。職場が変わっても、番号は同じものを使い続けます。
年金の番号を探す場所
基礎年金番号は、年金手帳、基礎年金番号通知書、年金の定期便に載っています。
手帳は今は新しく作られていません。持っていないから間違い、ということではありません。
雇用保険の番号を探す場所
雇用保険被保険者証に載っています。前の職場を辞めるときに渡されていることが多い紙です。
離職票を見る
前の職場を辞めて受け取った離職票にも、番号が印字されています。手当の手続きで使った紙が残っていれば、そこを見てください。
前の年の源泉徴収票を見る
ここには番号そのものが載っていないことが多いのですが、前の勤め先の正しい名前が分かります。問い合わせ先が特定できます。
前の職場が持ったままのとき
渡しそびれて会社に残っていることがあります。辞めた後でも、頼めば送ってもらえることが一般的です。
実家に置いてきた人へ
遠くへ移ってから困る人が多い場所です。移る前に、写しを作るか、写真に撮っておいてください。
写真で保管するときの注意
番号は、名前と生年月日と結びつくと重い情報になります。誰かに送るときは、送り先と目的をよく確かめてください。
どうしても分からないとき
そのまま伝えて構いません。分からないことは珍しくなく、会社の側で調べられる場合があります。黙って空欄で出すのがいちばん止まります。
年金の窓口で確かめる
年金事務所に本人が問い合わせれば確かめられます。本人であることを示すものを持って行きます。
雇用保険の窓口で確かめる
公共職業安定所で調べてもらえます。前に働いていた会社の名前と、働いていた時期が分かると早く進みます。
番号が二つできていることがある
短い期間で職場を変えた人に起きることがあります。気づいたら、そのままにせず窓口で一つにまとめてもらってください。
名前や生年月日の食い違い
旧姓のままになっている、字が違う。記録が別人として分かれてしまう原因です。合わせておくほど後が楽になります。
結婚や引っ越しで変わったとき
番号そのものは変わりません。変わるのは、ひもづいている名前と住所のほうです。
短い期間で働いたことがある人へ
数日で辞めた職場でも、手続きが済んでいれば記録は残っています。忘れている職場のほうが、番号が作られていることがあります。
履歴を思い出せない場合も、窓口でまとめて調べてもらえます。
初めて働く人の場合
雇用保険の番号は、まだ持っていません。新しく作られるので、空欄のまま出して問題ありません。
扶養に入っている家族の分
配偶者や子どもを扶養に入れる手続きでも、それぞれの個人番号を書く欄が出ます。
自分の分だけ用意して、家族の分で止まる人がよくいます。先に確かめておいてください。
番号を職場に渡したあと
会社は、集めた番号を決められた目的にしか使えません。保管や廃棄の決まりもあります。
気になるときは、どこが預かるのかを聞いて構いません。聞かれて困る話ではありません。
まとめて置く場所を作る
年金の紙、雇用保険の紙、個人番号の紙。この三つを一つの袋に入れておくだけで、次の職場でも困りません。
まとめ
番号は、探す場所さえ分かれば見つかります。見つからないときは、隠さず言う。それがいちばん早く進みます。
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