職場で借りているもの|作業着・鍵・道具を、いつどう返すか

働き始めると、渡されるものが次々に増えます。そのうちのいくつかは、もらったのではなく借りたものです。種類ごとに見ていきます。
もらったのか、借りたのか
渡されたときに区別を聞く人はほとんどいません。ところが辞めるときに、この区別が効いてきます。
受け取ったその日に「これは返すものですか」と聞くだけで、後の手間が消えます。
その一 作業着
会社の名前が入ったものは、返す扱いになっていることが多いです。枚数が決まっていることもあります。
その二 安全靴と保護具
体に触れるものは、返さず処分する扱いのこともあります。ここは職場によって分かれます。
その三 入退場の証
札やカードは、建物に入る権利そのものです。落としたら、その日のうちに伝えてください。後回しにしてよい種類のものではありません。
その四 工具と測る道具
個人に預けられる道具があります。番号が振られていることが多く、台帳と結びついています。
その五 更衣室や部屋の鍵
住まいが付いている場合、鍵も借りものです。合鍵を勝手に作らないでください。
その六 書類と端末
手順書や連絡用の端末を預かることがあります。中の情報ごと預かっていると考えてください。
受け取った控えを残す
渡された日と中身を、自分の側にも書き留めます。返すときに、話が食い違いません。
名前を書いてよいもの
取り違えを防ぐため、名前を入れる決まりの職場があります。逆に、書いてはいけない備品もあります。先に聞いてください。
持ち帰ってよいか
作業着を家で洗う職場と、置いて帰る職場があります。決まりが分かれるところなので、思い込みで持ち出さないでください。
使っているうちに壊れたとき
隠さずに申し出ます。普通に使って壊れたものは、たいてい取り替えになります。黙って使い続けるほうが危険です。
無くしたと気づいたとき
心当たりを探すのは大事ですが、時間をかけすぎないでください。鍵や証の類は、早く伝えるほど傷が浅くなります。
弁償の話はどこまで本当か
働く人に何でも払わせられるわけではありません。わざと壊した場合と、普通に使っていた場合は扱いが違います。
言われた金額に納得がいかないときは、根拠を聞いて構いません。
給与から引かれるとき
本人が納得していない引き去りは、原則としてできない扱いです。話が来たら、その場で押されず持ち帰ってください。
洗い替えの枚数を数えておく
作業着を何枚受け取ったかを、覚えている人は少ないです。足りない、多い、で最後にもめる原因になります。
受け取った時点で数えて、書き留めておけば済む話です。
返す時期その一 配置が変わるとき
持ち場が変われば、使う道具も変わります。使わなくなったものを抱えたままにしないでください。
返す時期その二 辞めるとき
最終日にまとめて返すことになります。前もって一覧を作っておくと、当日に慌てません。
返す前に洗うのか
そのまま返す職場と、洗って返す職場があります。作業着は特に分かれます。聞いてから決めてください。
返す相手と場所を決める
誰に渡したか分からなくなるのが、いちばんもめます。渡す相手を一人に決めて、その人に手渡してください。
返し忘れが多いもの
- 予備でもらった作業着
- 手袋や保護具の替え
- 家に置いたままの手順書
目に入らない場所に置いたものが残ります。
返せないものが出たとき
すでに捨ててしまった、前の住まいに置いてきた。起きてしまったことは戻せません。
隠したまま最終日を迎えるのがいちばん悪い形です。先に言えば、代わりの扱いを相談できます。
返したことを残す
受け取ったという印をもらうか、日付を控えておきます。辞めたあとに連絡が来ることを防げます。
まとめ
借りものは、受け取る日と返す日の二回しか考える機会がありません。受け取る日に少し手をかけておけば、返す日は一度で終わります。
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