作業中に体調が悪くなったら|言い出すまでの手順

働いている最中に具合が悪くなると、言い出しにくくなります。段階ごとに見ていきます。
倒れてからでは遅い
まわりが気づくのは、たいてい手遅れになってからです。自分から言うしかありません。
迷惑をかけたくない、という気持ちが、いちばん迷惑になります。
段階その一 違和感
頭が重い、汗が出ない、いつもより手が動かない。この段階で気づけると、軽く済みます。
気のせいだと思うのが、いちばんよくある入口です。
いつもとの差で見る
数字ではなく、いつもの自分と比べます。同じ作業で、いつもより疲れているかどうか。
段階その二 我慢し始める
言えば止まる、と考えて続けてしまいます。この時間がいちばん危ないです。
判断が鈍り、手元も狂います。
その場でできること
水を飲む、涼しい場所へ移る、少し座る。それで戻るなら、それでよいのです。
戻らないなら、次に進んでください。
段階その三 伝える
教える役の人か、直属の人に言います。「具合が悪い」で足ります。
細かく説明できなくても構いません。
言い方の形
いつから、どこが、どういう感じか。この三つを短く言えれば十分です。
言いにくいときの言い方
「少し休ませてください」。これなら言いやすいはずです。
言ったあとに起きること
休む、持ち場を替わる、早く帰る、医療にかかる。判断は自分だけでするものではありません。
言えない空気があるとき
忙しそうで言い出せない、という場面があります。それでも、倒れるほうが手間になります。
短く一言だけ、と決めておいてください。
危ない兆候
意識がはっきりしない、息が苦しい、胸が痛い、汗が止まっている。これは迷わず、その場で人を呼んでください。
まわりの人が様子がおかしいとき
声をかけてください。本人は気づいていないことがあります。
返事がはっきりしないなら、人を呼びます。
暑い時期
体温が上がると、判断が先に鈍ります。おかしいと感じた時点で、涼しい場所へ移ってください。
寒い時期
汗が冷えて体温が下がります。濡れたものを着たままにしないでください。
夜勤のとき
体が起きていない時間帯があります。眠気と体調の悪さは、区別がつきにくいです。
迷ったら伝えてください。
言ったら迷惑になると思うとき
抜けた穴は、まわりで埋められます。倒れて運ばれるほうが、はるかに大きな穴になります。
どちらが迷惑かで考えてください。
持病がある人
入るときに伝えておくと、いざというときに動いてもらえます。言いたくない事情があるなら、範囲を決めて伝えてください。
薬を飲んでいる人
眠くなるものがあります。働く前に初めて飲むのは避けてください。
休みの日に試して、体の出方を見てから使ってください。
働いている最中のけがと同じ扱い
働く時間の中で起きたことは、ふつうの受診とは扱いが変わることがあります。自分で判断せず、まず職場に伝えてください。
帰ってよいのか
帰る判断も、一人でしないでください。運転して帰るのが危ない状態のことがあります。
帰る手段を確かめる
具合が悪い日に自分で運転するのは危険です。迎えを頼むか、別の手段を考えてください。
翌日どうするか
戻ってよいかを、無理に自分で決めないでください。診てもらってから判断するほうが確実です。
無理に出て、また途中で倒れるのがいちばん困ります。
続くようなら調べる
同じ症状が繰り返すなら、働き方に原因があるかもしれません。記録を取って、相談してください。
持ち場や時間帯を変えるだけで、収まることがあります。
その日の記録を残す
いつ、どんな状態だったか。診てもらうときにも、繰り返したときにも役に立ちます。
帰ってからのこと
その日は動けなくなることもあります。部屋に体温計を置いておくと、帰ってから測れます。
まとめ
違和感の段階で気づき、その場でできることをやり、戻らなければ伝える。我慢する時間を短くすることが、いちばんの対策です。
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