小さなけがの手当て|その場で言うか、黙って済ませるか

指を切った、どこかにぶつけた。大したことがないように見えるけがほど、黙って済ませたくなります。
迷うのは、大げさに見えたくないから
止めてしまう、手間をかける、心配される。言わない理由は、たいていこの三つです。
それでも、言ったほうがよい
あとで悪くなったときに、いつ起きたのかが分からなくなります。働いている最中に起きたことは、そのときに伝えておくのがいちばん軽く済みます。
言うと何が起きるか
手当てを受けて、記録が残ります。怒られるためのものではなく、次に同じことが起きないようにするためのものです。
誰に言うか
持ち場を見ている人に、その場で。あとでまとめて言おうとすると、言いそびれます。
手当ての場所を先に知っておく
どこに何が置いてあるかは、入ったときに教わることが多いところです。忘れていたら、けがをする前にもう一度聞いておいてください。
自分で貼って終わりにしない
自分の持ち物で済ませると、記録が残りません。手当ては受けたうえで、貼るのは構いません。
手を切ったとき
汚れがついたままにしないでください。水で流してから見せると、状態が分かりやすくなります。
ぶつけたとき
すぐには痛くなくても、あとから出ることがあります。その場で伝えておくと、あとで動きやすくなります。
目に入ったとき
こすらないでください。自分で取ろうとせず、その場で人を呼んでください。
油や薬品が付いたとき
何が付いたのかを伝えることが先です。拭き取り方が物によって違うので、自分で判断しないでください。
やけど
熱いものに触れたときは、まず冷やしながら伝えてください。時間が経つほど、扱いが難しくなります。
血が出ていないけが
見えないぶん、伝えにくくなります。動かしにくい、力が入らない。この二つがあれば、言ってください。
手袋や道具が原因のとき
自分の不注意で終わらせないでください。道具や置き方に理由があるなら、直せば次から起きません。
繰り返し同じところを痛めるとき
一回ずつは小さくても、同じ場所なら別の話です。作業の形を見直す材料になります。
他の人がけがをしたとき
本人が黙ろうとすることがあります。その場にいたなら、伝えるよう促してください。
帰ってから痛みが出たら
その日のうちに連絡してください。翌日まで待つと、話が長くなります。
記録を自分でも残す
いつ、どこで、何をしていたか。短くて構わないので、その日のうちに書いておいてください。
通勤の途中で起きたとき
働いている最中とは扱いが分かれます。どこで起きたのかを、はっきり伝えてください。
その日の作業に戻れるか
戻れるかどうかは、自分だけで決めないでください。見てもらったうえで決めると、無理をせずに済みます。
道具を扱う持ち場のとき
指や手を痛めていると、力の入り方が変わります。いつも通りに持てないなら、伝えてください。
ばい菌が入ることがある
油や粉のある場所では、小さな傷でも腫れることがあります。覆っておくだけで、あとが違います。
翌日に見直す
その日は何ともなくても、次の日に痛むことがあります。朝に一度見てから出てください。
寮で手当てをするとき
部屋に何もないと、夜に困ります。覆うものと消毒するものだけは置いておいてください。
言い方の形
ここを切りました、動かせます。この二つで足ります。大げさに言う必要も、小さく言う必要もありません。
次に同じことを起こさない
起きた場所と、そのときの動きを思い出してください。置き方や手順を一つ変えるだけで、繰り返さなくなります。
同じ場所で人が何度も痛めているなら、それは個人の問題ではありません。
まとめ
小さいかどうかを自分で決めないでください。その場で言って、手当てを受けて、記録を残す。それだけで、あとの面倒がほとんど消えます。
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