立ちっぱなしの足|むくみと重さをその日のうちに戻す

立ち仕事を始めた人が最初に感じるのが、夕方の足の重さです。朝は履けた靴がきつくなる。これはむくみで、仕組みが分かれば対処できます。
なぜ夕方に重くなるのか
体の水分は、重力で下へ下がります。ふくらはぎの筋肉が動くと押し戻されますが、立ったまま動かないと、その働きが弱まります。
座り続けても同じことが起きます。問題は姿勢そのものより、動かない時間の長さです。
「歩いているのに」なぜ起きるか
持ち場で歩き回っていても、同じ範囲を同じ動きで回っているだけなら、使う筋肉は限られます。
大きく足首を動かす場面が少ないと、押し戻す力が足りません。
勤務中にできる小さなこと
- つま先立ちを数回する
- 片足ずつ、かかとを上げ下げする
- 足首を回す
どれも数十秒で終わります。手が空いた一瞬でよいので、こまめにやるほうが効きます。まとめて長くやる必要はありません。
重心を片側に預けない
楽な姿勢を探すと、片足に体重を乗せがちです。これを続けると、片側だけに負担が集まります。
ときどき左右を入れ替えるだけで、偏りが減ります。
靴の中で足が動いていないか
大きすぎる靴は、中で足がずれて余計な力が入ります。小さすぎる靴は血のめぐりを妨げます。
指が少し動く余裕があり、かかとが浮かない。この2つが目安です。
靴下を軽く見ない
薄すぎると衝撃が直に伝わり、締めつけが強すぎると流れを止めます。
ゴムの跡がくっきり残るなら、きつい可能性があります。跡は分かりやすい合図です。
水を控えても意味がない
むくむからと水分を減らす人がいますが、逆効果です。足りないと体は水をため込もうとします。
普通に飲んでください。控えるべきは水ではなく、塩気の強いものの取りすぎのほうです。
帰ってからの10分
横になって、足を心臓より高くします。クッションや畳んだ布団の上に載せるだけで十分です。
これがいちばん簡単で、効き目がはっきりしている方法です。10分でも違います。
ふくらはぎを下から上へ
足首から膝のほうへ、手でゆっくり撫で上げます。強く揉む必要はありません。
痛いほど押すと、かえって傷めます。気持ちよい程度で止めてください。
風呂に入る
湯につかると温まり、めぐりが良くなります。シャワーだけで済ませる日が続くと、疲れが残りやすくなります。
時間がない日は、足だけ湯につける方法もあります。
寝るときの姿勢
足元を少し高くして寝ると、朝の状態が違います。厚みのあるものを足の下に敷くだけで構いません。
翌朝に残っていたら
一晩寝ても引かない、片足だけ腫れている、痛みがある。この3つのどれかがあるなら、様子見にしないでください。
むくみで片づけてよい範囲を超えています。早めに相談してください。
休憩のたびに座る
短い休憩でも、座って足を下ろすだけで負担が抜けます。立ったまま過ごすと、休憩になりません。
できれば少し高い場所に足を載せてください。数分でも、夕方の残り方が変わります。
階段を使う
ふくらはぎを大きく使う動きが、押し戻す力になります。日常のなかで、その動きを増やすのがいちばん楽です。
運動として時間を取らなくても、階段を選ぶだけで足りることがあります。
同じ靴を毎日履かない
靴の中は一日で湿ります。乾かないまま翌日履くと、蒸れて足がむくみやすくなります。
職場で決まった靴を履くなら中敷だけでも替える、通勤の靴は二足で回す。湿ったままにしない工夫が効きます。
体重が増えると足も重くなる
働き始めて生活が変わると、体重が動きます。増えた分は、そのまま足への負担になります。
むくみだけを見ずに、体全体の変化も合わせて見てください。
数週間で変わってくる
体が慣れてくると、同じ勤務でも夕方の重さが軽くなります。最初のうちがいちばんきついのは普通のことです。
その期間を、手当てをしながら越えるかどうかで、その後の楽さが変わります。
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