暑さと寒さから体を守る|工場で働くときの水分・塩分と温度差

工場の中は、外と同じようには変わりませんが、季節の影響は確実に受けます。着るものの話は別にして、ここでは体のほうを扱います。
場所によって環境が違う
同じ建物でも、機械の近くは熱がこもり、出入口の近くは外気が入ります。天井が高い場所では、上と下で温度が違います。
自分の持ち場がどうかは、実際に立ってみないと分かりません。空調の有無や効き方は職場によって違うので、確認してください。
暑い時期は、のどが渇く前に飲む
渇いたと感じた時点で、体はすでに足りていません。時間を決めて少しずつ飲むほうが確実です。
一度に大量に飲むより、こまめに分けるほうが体に入ります。
汗をかくなら塩気も要る
汗で出るのは水だけではありません。水だけを大量に飲むと、かえって具合が悪くなることがあります。
塩気のあるものを少し取る。これを忘れると、飲んでいるのに調子が出ません。
飲み物を持ち込めるか確認する
持ち込みの決まりは職場によって違います。どこに置けるか、いつ飲めるかも合わせて確認してください。
決まりが分かっていれば、朝の準備に組み込めます。
暑さの合図を覚えておく
- 汗が急に止まる
- 頭が痛い、ふらつく
- 手足がつる
どれかが出たら、我慢せずに休んで人に伝えてください。この段階で止めれば、たいていは戻ります。
前の日の夜から始まっている
寝不足や、前の晩の飲み過ぎは、翌日の暑さへの弱さに直結します。当日の水分だけでは間に合いません。
暑い時期の備えは、前日の夜からです。
寒い時期は末端から冷える
指先や足先が冷えると、細かい作業がしにくくなります。動きが鈍ると、けがにもつながります。
手袋の下に薄いものを重ねられるか、職場の決まりを確認してから試してください。
温度差のほうがこたえる
暖かい場所と寒い場所を行き来すると、体はその都度対応させられます。一日中どちらかにいるより疲れます。
脱ぎ着で調整できる形にしておくと、負担が減ります。
冬でも汗はかく
厚く着込んで動くと、中は汗をかいています。その汗が冷えると、体温を奪います。
冬の冷えの多くは、外の寒さではなく自分の汗から来ています。
冬こそ水を飲む
寒いと渇きを感じにくくなり、飲む量が減ります。ですが汗も呼気も出ています。
意識して飲まないと足りません。温かいものにすれば飲みやすくなります。
季節の変わり目に崩しやすい
真夏や真冬より、行き来のある時期のほうが体調を崩す人が多くいます。備えを緩めやすい時期だからです。
朝晩と昼の差が大きい日は、調整できるものを一枚持っておくだけで違います。
休憩の場所を知っておく
涼める場所、暖まれる場所がどこかを、早いうちに把握しておいてください。具合が悪くなってから探すのでは遅くなります。
朝ごはんを抜かない
暑い時期に朝食を抜くと、水分も塩気も足りないまま働き始めることになります。倒れる人の多くがこの形です。
食欲がなくても、飲み物と、少しの塩気だけは入れてから出てください。
連休明けと入ったばかりの時期
暑さに弱いのは、体が慣れていない時期です。働き始めた直後と、長い休みの明けがそれにあたります。
同じ暑さでも、慣れているかどうかで体の受け止め方が違います。この時期は特に気をつけてください。
冷房の風が直に当たる場所
涼しくても、風が同じところに当たり続けると体が冷えます。肩や首が固まって、翌日に残ることがあります。
場所を選べないなら、当たる部分に一枚重ねるだけでも違います。
周りの様子も見ておく
自分の不調は気づきにくいものです。顔色が悪い、動きがおかしい人がいたら、声をかけてください。
お互いに見ていれば、倒れる前に止められます。
無理をしない人が続く
暑さや寒さで倒れると、その日だけでなく数日休むことになります。周りにも影響します。
早めに休むほうが、結局は多く働けます。我慢は得になりません。
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