工場の中の掲示と表示|見落とすと危ないもの

工場の中には、読むように作られたものがあちこちにあります。種類ごとに見ていきます。
看板だけが情報ではない
色、線、記号、貼り紙。言葉になっていない情報のほうが多いくらいです。
入って最初のうちは、目に入っていても意味が分かりません。
床の線
歩いてよい場所と、そうでない場所が分けられています。線の外を歩くと、車と接触する危険があります。
急いでいても、近道をしないでください。
色で分けられているもの
置き場、通路、危険な場所。色の意味は職場ごとに決まっています。
入ったときに、何色が何を指すのかを聞いておいてください。
置き場所の枠
床に描かれた枠は、そこに置く物が決まっている印です。枠からはみ出すと、通行の邪魔になります。
危険を示す表示
高温、電気、はさまれ、巻き込まれ。絵で示されていることが多く、言葉が読めなくても分かる形になっています。
意味が分からない絵があったら、その日のうちに聞いてください。
触ってはいけない表示
止まっているように見えても、動き出す機械があります。表示があるものには近づかないでください。
非常時のための表示
逃げる方向、消す道具の場所、止めるための装置。ふだんから位置を見ておいてください。
いざというときに探すのでは間に合いません。
矢印と方向
人が進む向き、物が流れる向きが決まっていることがあります。逆から入ると、ぶつかります。
急いでいるときほど、逆走しがちです。
掲示板
その日の連絡、変更、注意。ここを見ていない人が、いちばん取り残されます。
始業前に目を通す習慣を作ってください。
変更の知らせ
手順が変わることがあります。前のやり方のまま進めると、そこから先が全部やり直しになります。
手順書と作業の指示
持ち場に置かれていることがあります。覚えたつもりでも、迷ったら戻って見てください。
限度を示す見本
どこまでが良品で、どこからが不良か。言葉ではなく、現物で示されていることがあります。
迷ったら、自分の判断ではなく見本に合わせます。
数字の表示
温度、圧力、数量。単位を取り違えると、桁を間違えます。
読み方が分からない表示は、放置しないでください。
札や名前の表示
誰が扱っているか、いつ点検したか。これも情報です。勝手に外さないでください。
止めているという表示
点検や修理のあいだ、動かしてはいけないことを示す札があります。これを外してよいのは、付けた人だけです。
知らずに外すと、人が中にいる状態で動くことになります。
音と光の合図
目で見る表示だけでなく、音や回る明かりでも知らせています。それぞれが何を意味するかを、早めに覚えてください。
耳栓をしているとき
音の合図が聞こえにくくなります。そのぶん、目で見る合図を意識してください。
自分でも表示する
異常に気づいたら、分かるようにしておきます。口で伝えるだけだと、次の交替に届きません。
汚れて読めない表示
見つけたら伝えてください。読めない表示は、無いのと同じです。
自分で書き直さないでください。誰が直したか分からない表示は、かえって危ないです。
入場するときの表示
入ってよい場所と、そうでない場所が分かれています。札や証を見せる決まりがあることもあります。
持たずに入ると、止められます。
覚え方
一度に全部は覚えられません。自分の持ち場のまわりから、順に覚えてください。
言葉に不安がある人へ
絵や色は、言葉が読めなくても分かるように作られています。まず、そこから覚えてください。
見慣れると見えなくなる
毎日通っていると、表示が景色になります。慣れたころが、いちばん見落とします。
ときどき、意識して見直してください。
まとめ
床の線、危険の絵、止めている札。この三つを外さなければ、大きな事故はほとんど防げます。
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