始業前の時間をどう使うか|門を入ってから作業が始まるまで

初めての職場でいちばん読めないのが、朝、何時に着けばよいのかです。門を入ってから作業が始まるまでを、順に追います。
始業時刻は「作業を始める時刻」
門をくぐる時刻ではありません。その時刻には持ち場に立って、始められる状態になっている必要があります。
ここを勘違いすると、初日から遅れます。
門から作業場までが遠いことがある
大きな工場ほど、敷地の中を歩きます。駐車する場所や入り口によっても差が出ます。
初日は、この移動にかかる時間が読めません。だから最初だけ余裕を多めに取ります。
更衣室は時間が重なる
同じ時刻に大勢が着替えます。混む時間に当たると、それだけで足止めされます。数日通えば、空く時刻が見えてきます。
着替えにかかる手間を測る
作業着に上履き、保護具。身につけるものが多いほど時間がかかります。自分にどれだけかかるかを、最初の週に測っておきます。
体調を確かめる
熱や体の張りは、始まってからでは言い出しにくくなります。おかしいと思ったら、始業前に伝えるのがいちばん角が立ちません。
朝の連絡があるかどうか
短い集まりで、その日の予定や注意が共有される職場があります。あるかどうか、始業前か後かは職場によって違います。入ってすぐ確かめてください。
前の交替から引き継ぐ話
交替で回している職場では、前の組から状況が渡されます。止まった場所、直した場所。ここを聞き逃すと、その日ずっと後手に回ります。
道具と持ち場を見る
使うものが揃っているか、置き場所が変わっていないか。始まってから探すと、その分だけ流れが遅れます。
その日の量を頭に入れる
作る量が日によって変わることがあります。先に知っていれば、体力の配分を組めます。
早く着きすぎたとき
することが無い時間は、落ち着かないものです。座れる場所を一つ決めておくと、その時間が楽になります。
早く来た分は働いた時間になるのか
これは多くの人が気にする点です。考え方としては、会社の指示で何かをしていた時間は働いた時間に入ります。
自分の都合で早く着いて休んでいる時間は、それにあたりません。境目が気になるときは、思い込まずに聞いてください。
ぎりぎりに着く人が損をする理由
間に合ってはいても、聞くべき話を聞けません。失うのは時間ではなく、情報のほうです。
季節で支度が変わる
寒い時期は着るものが増え、暑い時期は水を用意します。季節が変わる時期に、支度の中身を見直してください。
夜勤の前も同じ
夜に入る場合も、考え方は変わりません。違うのは、直前まで寝ていることが多い分、体が起き切っていないことです。その分だけ早めに動きます。
通勤の乱れを見込む
雨、事故、渋滞。読めないものは必ずあります。ぎりぎりで組むと、乱れがそのまま遅刻になります。
慣れるまでは余裕を多めに
最初のうちは、余った時間を捨てるつもりで組みます。余らせておいて、後から削るほうが安全です。
慣れてきたら削ってよい時間
更衣室までの移動や着替えは、慣れれば短くなります。逆に、引き継ぎと体調の確認は削らないでください。
遅れそうなときの連絡
間に合わないと分かった時点で入れます。着いてから謝るより、先に伝わっているほうが現場は動けます。
始業前にしないほうがよいこと
頼まれていない作業に手を出す、機械に触る。善意でも、事故と責任の話になります。始まる前は、始める準備だけにします。
終わりの側にも同じ考え方が要る
片づけと引き継ぎを含めて仕事です。始まりだけ整えても、終わりが崩れると次の組に回ります。
自分の朝の形を書き出す
起きてから持ち場に立つまでを、一度だけ紙に書き出してみてください。どこで詰まっているかが、それだけで見えます。
まとめ
始業前の時間は、慣れれば短くできます。最初だけ多めに取って、自分にかかる手間を測る。それが、いちばん確実な近道です。
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