教え方が人によって違うとき|どれに合わせればよいか

教わる相手が変わると、言うことが変わる。入って早い時期に、多くの人がぶつかります。向き合い方を並べます。
まず、自分が悪いのではない
覚えが悪いから混乱している、と考える必要はありません。実際に言われていることが違うだけです。
違いには種類がある
どちらも正しい違いと、どちらかが間違っている違いがあります。見分けられると、対応が決まります。
その一 どちらでもよい違い
持ち方や順番など、結果が同じなら好みの差です。この場合は、教わった相手に合わせておけば足ります。
自分がやりやすいほうを、後で選べばよいです。
その二 条件が違う違い
物の種類や状態によって、やり方が変わることがあります。片方だけを聞くと、矛盾しているように見えます。
「どういうときに、そうするのですか」と聞くと、条件が出てきます。
その三 新しいやり方と、古いやり方
手順が変わったのに、前のやり方のままの人がいます。これは、どちらかが正しい違いです。
いつ変わったのかを確かめる必要があります。
その四 安全にかかわる違い
ここだけは放置できません。省いてよいと言われても、決められたことは省かないでください。
迷ったら、決まりのほうに従います。
聞き方その一 両方を否定しない
「前の人はこう言っていました」だけを伝えると、対立の話になります。相手を巻き込む形にしないでください。
聞き方その二 自分の理解として聞く
「こう覚えたのですが、合っていますか」。この形なら、誰も責められません。
聞き方その三 条件をたずねる
「どういう場合に、そうするのですか」。違いの理由が出てきます。
理由まで分かると、応用が利くようになります。
決められる人に聞く
どちらか判断がつかないなら、決める立場の人に確かめます。教える役の人か、直属の人です。
書かれたものを見る
人の記憶より、書かれたもののほうが確かです。手順が示されているなら、まずそれを読んでください。
その場では合わせる
教わっている最中に議論しても、いいことは起きません。その場は合わせて、後で確かめる。これがいちばん角が立ちません。
自分の中で一本にする
いくつも覚えていると、どれをやったか分からなくなります。確かめたうえで、自分の型を一つに決めてください。
書き留めておく
誰に、いつ、何と言われたか。後から確かめるときに役立ちます。
人を責めるためではなく、自分が迷わないための記録です。
言い方が強い人がいる
内容と言い方は別のものです。言い方に反応すると、内容が入りません。
言われたことだけを取り出して、あとは流してください。
相性が悪い相手がいる
どこにでもいます。好かれようとせず、仕事の話だけで回してください。
教わる相手を選べないときは、内容だけを持ち帰ります。
聞く相手を固定する
迷いが多いなら、基本はこの人に聞くと決めます。あちこちに聞くほど、違いが増えます。
それでも違いは残る
人が複数いる限り、全部はそろいません。そろわないものだ、と受け入れるほうが楽になります。
慣れると自分で選べる
ひととおりできるようになると、場面ごとに選べるようになります。違いが、選択肢に変わります。
教わる相手が忙しいとき
手が離せない人に長く聞くのは向きません。いま止めるべきかどうかだけ、先に確かめてください。
教える側に回ったとき
自分が教える番になったら、「なぜそうするのか」まで伝えてください。理由があれば、違いに惑いません。
覚える順番は変えてよい
教える人によって、教える順番も変わります。結果ができるようになれば、順番はどれでも構いません。
まとめ
どちらでもよい違いか、条件の違いか、正誤の違いか。見分けて、その場は合わせ、後で確かめる。それで混乱は収まります。
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