高い所と狭い所|苦手な場面をどう避けるか

高い所や狭い所が苦手だから無理だ、と考える人がいます。場面ごとに分けて見ると、話が変わります。
まず、全部の持ち場で起きるわけではない
そういう場面がある持ち場と、まったく無い持ち場があります。まとめて判断しないでください。
場面その一 高い所
台に上がる、脚立を使う、上の段を扱う。床から少し上がるだけの場面が多いです。
高い建物の外壁のような仕事とは、性質が違います。
高い所での決まり
一定の高さより上では、守るための道具や手順が決められています。勝手に上がってはいけません。
決まりを守る前提なので、思っているより管理されています。
それでも苦手なとき
体がすくむ、手に力が入らない。これは我慢の問題ではありません。
無理に上がると、落ちます。伝えてください。
場面その二 狭い所
車の内側に入り込む、機械のあいだに入る。体をひねる姿勢が続く場面があります。
体格によっても、つらさが変わります。
狭い所での安全
出入りが限られる場所では、決められた手順があります。一人で入らない決まりがあることもあります。
場面その三 暗い所
機械の内側や、影になる場所を見る場面があります。明かりを使う道具が用意されていることがあります。
場面その四 揺れや振動
機械の振動が体に伝わる持ち場があります。長く続けると疲れが出ます。
場面その五 乗り物に乗る
運ぶための乗り物を扱う持ち場があります。資格が要るものと、要らないものがあります。
高い位置に座る形のものもあるので、そこも確かめてください。
入る前に確かめる
その持ち場に、こうした場面があるかどうか。面接や見学のときに聞いてよいことです。
聞かずに入って、初日に困るほうが困ります。
見学ができるなら見る
説明では分かりません。実際に立ってみると、大丈夫かどうかが体で分かります。
伝え方
「高い所が怖いです」ではなく、「高い所での作業は難しいです」と伝えてください。
できないことを、事実として言えば足ります。
入ってから分かったとき
我慢を重ねず、早めに言ってください。けがをしてからでは遅いです。
持ち場を替えられることがあります。
言うと不利になるのか
安全にかかわる話なので、黙っているほうが不利です。無理をして事故を起こすと、全員が困ります。
慣れる場合もある
低い台なら平気になる人もいます。ただし、無理に慣らそうとしないでください。
慣れるかどうかは、やってみないと分かりません。
体格で変わる場面
背が高い人は狭い所がつらく、低い人は高い所に届きません。どちらもあります。
体格に合った持ち場は、たいてい見つかります。
道具で解決できることもある
台の高さを変える、明かりを足す。環境を変えられないか、先に聞いてください。
合う持ち場の探し方
床の上で完結する作業、決まった位置で行う作業。そういう持ち場は必ずあります。
運ぶ側の仕事
高い所にも狭い所にも入らない持ち場があります。働く場所の中には、いくつもの種類の仕事があります。
覚えるほど選べる
できることが増えると、希望を出しやすくなります。最初は選べなくても、後から動かせます。
他の人も苦手なことがある
誰にでも、苦手な場面があります。互いに代わり合っている職場が多いです。
言わないから、まわりも苦手だと気づいていないだけです。
ひとつ苦手でも、全部を諦めない
一つの場面が合わないだけで、仕事そのものが合わないとは限りません。分けて考えてください。
言えない空気の職場
苦手だと言えない雰囲気なら、そこは長く続けにくい場所です。安全にかかわる話を止める職場は、危ない職場です。
まとめ
高い所も狭い所も、ある持ち場と無い持ち場があります。入る前に聞き、入ってからも言う。それで避けられます。
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