手先が不器用だと感じる人へ|慣れで埋まる部分と、埋まらない部分

不器用だから無理だ、と決めてしまう人がいます。求められているものを分けて見ると、話が変わります。
器用さは一つの要素にすぎない
速さ、正確さ、力、段取り、続けられること。求められるものは複数あります。
器用さで劣っていても、他で補えます。
埋まる部分その一 速さ
速さは、慣れでほぼ埋まります。最初に速い人と、三か月後に速い人は違います。
同じ動きを繰り返すので、体が覚えます。
埋まる部分その二 手順の多さ
覚えられないと感じるのは、最初だけです。順番を固定すれば、考えずに手が動きます。
埋まる部分その三 道具の扱い
使ったことが無いだけで、使えばできるようになります。教わる前提で研修が組まれています。
埋まる部分その四 力
使う場面が続けば、必要な分は付いてきます。それに、力で押す作業は減っています。
道具を使う場面のほうが多いです。
埋まりにくい部分その一 細かすぎる作業
指先の細かさが要る持ち場は、どうしても差が出ます。ただし、そういう持ち場ばかりではありません。
埋まりにくい部分その二 同時に複数を扱う
両手で別のことをする動きは、慣れるのに時間がかかります。できるようにはなりますが、人より長くかかります。
埋まりにくい部分その三 目で測る
見て判断する作業には、向き不向きがあります。道具で測る形なら、埋まります。
不器用でも効く工夫その一 置き方
取りやすい位置に置くだけで、手の動きが減ります。器用さの差は、動きの数で埋められます。
工夫その二 順番の固定
毎回同じ順でやると、迷いが消えます。迷いが減れば、手も止まりません。
工夫その三 道具を使う
手でやろうとせず、使えるものを使います。それは手抜きではありません。
工夫その四 確かめる場面を作る
器用でなくても、確かめる回数で品質は保てます。速さより、抜けの無さで評価されます。
工夫その五 人に見てもらう
自分の手の動きは、自分では見えません。一度、横で見てもらってください。
器用さではなく、順番の問題だと分かることがあります。
持ち場によって求められるものが違う
細かい作業が中心の持ち場と、運ぶ・確かめる作業が中心の持ち場があります。合う場所は、たいていあります。
合わないと感じたら伝える
我慢して続けても、伸びません。どこがどう合わないかを具体的に伝えてください。
持ち場を替えられることがあります。
不器用な人が持っている強み
できないことを自覚しているので、確かめる癖がつきます。器用な人ほど、見落とすことがあります。
丁寧さは評価される
速いが雑な人より、遅いが確かな人のほうが、長く任されます。不良を出さないことが、いちばん重い評価です。
時間はかかると割り切る
人より覚えが遅いなら、そう認めてしまうほうが楽です。比べる相手は、先週の自分にしてください。
入って三か月で判断しない
器用さの差が縮まるのは、そのあとです。最初の落差で辞める人が多いところです。
そこを越えた人だけが、差が消えるのを知っています。
まわりに聞く
楽にやっている人には、必ずやり方があります。手先ではなく、置き方と順番を見てください。
体の使い方で変わる
立つ位置、手首の角度、力の入れ方。器用さの問題に見えて、姿勢の問題であることがあります。
面接で言ってよいか
不器用だと自分から言う必要はありません。ただし、できないことを隠さないでください。
入ってから分かるより、先に伝えたほうが配置に反映されます。
手を見られることは無い
面接で手先を試される場面は、ほとんどありません。入ってから覚える前提で採っています。
まとめ
速さも手順も道具も、慣れで埋まります。埋まりにくい部分は、置き方と順番と道具で回避できます。器用さだけの仕事ではありません。
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