交替の引き継ぎで聞くこと|前の組から受け取る情報

交替で回している職場では、前の組から受け取る情報がその日を左右します。種類ごとに見ます。
引き継ぎは、短い時間で終わる
長く話す時間はありません。だからこそ、聞くことを決めておく必要があります。
何となく聞いていると、大事なものが抜けます。
その一 止まったこと
どこで、なぜ止まったのか。同じことが自分の組でも起きる可能性があります。
直ったのか、様子を見ている状態なのかまで聞いてください。
止まりかけたことも聞く
実際には止まらなくても、危なかった場面があります。ここがいちばん役に立つ情報です。
その二 直したこと
誰が、どこを、どう直したのか。直した直後は、調子が変わることがあります。
触ってよいのか、待つのかを確かめてください。
その三 変わったこと
手順、置き場所、使う道具。前の組で変更が入っていることがあります。
知らずに前のやり方で進めると、やり直しになります。
掲示も合わせて見る
口で聞くだけでなく、書かれているものも見ます。言い忘れは必ず起きます。
その四 残っていること
途中までやったもの、後回しにしたもの。どこまで進んでいるかを、現物で確かめてください。
言葉だけだと、思っている段階と違うことがあります。
数を合わせる
残っている数、使った数。ここが合わないと、後で原因を探すことになります。
その五 次に来ること
この後、何が入ってくるのか。量が増える、種類が変わる。先に知っていれば構えられます。
その六 人のこと
誰が休んでいる、誰が別の持ち場に入っている。人の配置は、その日の負担に直結します。
聞き方の順番
- 危ないことはあるか
- 止まったこと、直したこと
- 変わったこと
- 残っていること
この順で聞けば、短い時間でも抜けません。
危ないことを先に
時間が足りなくなっても、これだけは落ちません。順番を決める意味はここにあります。
その七 気になっていること
はっきりした異常でなくても、気になった音や手ごたえがあります。言葉にしにくいものほど、伝える値打ちがあります。
後で振り返ったときに、最初の合図だったと分かることがあります。
渡す側になったとき
自分が伝える番になります。受け取ったときに助かったことを、そのまま渡せば足ります。
正直に渡す
失敗したこと、うまくいかなかったことこそ伝えます。隠すと、次の組が同じ穴に落ちます。
責められるより、繰り返されるほうが被害が大きいです。
その八 外から来る予定
点検や工事、見学など、外の人が入る予定があります。知らないと、動線が変わったときに戸惑います。
書いて残す
口で言っただけだと、三つ目から消えます。決められた記録に残してください。
記録があると、後から原因を追えます。
次の組に渡す形で片づける
散らかったまま渡すのは、情報を渡さないのと同じです。整った状態そのものが引き継ぎです。
受け取る側の姿勢
作業をしながら聞くと、抜けます。短い時間でも、手を止めて聞いてください。
時間に間に合わせる
遅れると、次の組の始業が押します。終わりの時間から逆算して動いてください。
会えない相手への引き継ぎ
時間が重ならない組もあります。その場合は、書いたものだけが手段です。
読む側を想像して書いてください。
言葉が通じにくい相手へ
現物を指す、数字を書く。言葉に頼らない形にすると、確実に伝わります。
聞き返してよい
分からないまま受け取ると、そのまま自分の責任になります。その場で確かめてください。
受け取ったら確かめに行く
聞いた内容を、自分の目で見ます。言葉と現物が違うことがあります。
引き継ぎが軽い日ほど気をつける
何も無かったと言われた日でも、自分の目で見てください。伝え忘れは、忙しくない日にも起きます。
まとめ
危ないこと、止まったこと、変わったこと、残っていること。この四つを順に聞き、正直に渡す。それで交替はつながります。
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